椎名林檎 ベスト盤以外の曲・私的ベスト5

さーてみんな大好き椎名林檎ちゃんの、ベスト盤には収録されていない私的裏ベスト5曲を書いていきたいと思いまーす。

一筋縄ではいかないアーティストは、こういったベスト盤に収録されない、王道曲じゃない、B面的な曲がまたさらに魅力たっぷりの曲多し、なので迷いましたが、私はこれで!

茜さす帰路照らされど… (1999)

傑作1stアルバム『無罪モラトリアム』に収録曲

この曲は痺れますねぇ、いつ聴いても。

ヘッドフォンを耳に充てる

アイルランドの少女が歌う

からのサビのとこがたまんないです。

そのサビんとこ、一番最後の繰り返しの部分は英語詞になって、それがもう…いい。かっこよすぎ。

この”アイルランドの少女”っていうのは、アイルランドのロックバンド、クランベリーズのドロレス・オリオーダンのことです。

林檎ちゃん、好きそうですよね、彼女。男前なドロレス。

今この記事を書いていて調べて分かったのですが、ドロレス・オリオーダンは昨年、2018年に46歳の若さで亡くなっていたのですね…。

クランベリーズ。真ん中の女性がドロレスです

彼女の歌詞にはこうやって同時代の洋楽アーティスト名が出てくる、しかもオルタナ(当時の呼び名)ロック色が強くてそういうのが嬉しかったですね。彼女もロック好きなんだなぁと感じられて。

この曲はデビュー前のデモ・テープの存在(その名も「ヘッドフォン」)も知られていますが、彼女の最初期の作品を代表する名曲だと思います。

1stはロック色が強い演奏、アレンジでそこがやっぱり好きなんですけど、一番いい形で出ているのがこの曲じゃないかしら、と思います。

凛々しいアルバムの一、二を争う凛々しい曲!(「正しい街」と自分の中で争ってます)

眩暈 (1999)

シングル『ここでキスして』のカップリング曲。

これは大人な歌詞と気怠いアレンジで。当時若いのにこんな曲描けちゃうんですよねぇ。

で、歌詞がもう、THE 女性 で、結構怖いんですよね。怒ってるの。ていうか半分諦めてる?でも逃れられないんですよねぇ、その男から。みたいな。

あたしがこんなメロディを

口ずさむのは、さて

どうしてでしょう

ねえ、じっくり考えてみて

これだけで2人の関係性が如実に伝わる。

この曲の持つダークさと、ほんの少〜〜〜しだけ光が射してきたようなサビの展開がいいですねぇ。

やっぱり当時これほどまでに音と歌詞でリアルな説得力を持って曲を作って歌っていた日本の女性アーティストは私には見当たらなかったので、惚れましたねぇ、えぇ。

アンコンディショナル・ラブ (1998)

「歌舞伎町の女王」カップリング曲。

ここまで紹介した曲すべて1stアルバム収録のシングル曲のカップリング曲です。

デビュー当時からシングル出たら買って、めっちゃ聴いてました。2ndアルバムまでのシングル曲及びカップリング曲に思い入れが強くあります。

このシングルのカップリング曲(B面曲)がまた抜群な出来のものが多く、B面にいい曲持ってくるアーティストが大好きなので、d余計に好きになっていったんですよねぇ。

で、この曲はシンディ・ローパーのカバー曲なんですけど、私は本人ヴァージョンよりこっちを先に聴きまして、この林檎ヴァージョンがもう非常に好きですね。 

でもまぁ元々の曲自体がすっごく名曲で、シンディ・ヴァージョンももちろん素晴らしいわけです(編曲は林檎ヴァージョンが勝ってると思います)

ちなみにバングルスのスザンナ・ホフスもソロ・アルバムでカバーとして取り上げていて、これもよき、なのですが、やっぱり”歌”としていい歌なんですよね。

でも一度林檎ヴァージョンを聴くとですね、まるで本人が書いたような「椎名林檎のメロディと歌詞」を持ってるかのようなんですよね、この曲。

ストリングスでしっとり歌われ、途中歌い上げられるような盛り上がるとこもあり、ドラマチックな王道バラード。ベタと言えばベタな曲なんですが、林檎ちゃんがいつになく真摯に歌っている様が、非常に切なくて感動的です。

時々ひっくり返るようにしゃくり上げる彼女の特徴的なヴォーカルがいつもより真摯に響き、こちらも素直に聴き惚れてしまう曲となっています。

おとなの掟 (2017)

ここで一気に時代が今に近づきました!

私は海外ドラマ(というか95%アメリカのドラマ)が大好きで、それに比べると日本のドラマはあまり観れていないのですが。

その数少ない視聴経験の中で極フェイバリットな日本のドラマが『カーネーション』と『カルテット』なんです。

そう、どちらも奇しくも椎名林檎がオープニング(or クロージング)テーマを担っているのですーー。うれしい。

逆に言うと彼女が主題歌ったり作ったりしているドラマは必然的に私は観なくてはいけないってことですね〜。てことは今なら時効警察か。

で、この曲なんですが、ドラマのクロージングに使われていたのはドラマに主演していた4人が歌ったヴァージョンがオリジナルでして、アーティスト名はDoughnuts Holeといいます。

その4人とは松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平。

見事なアンサンブルでした、この4人

松田龍平さん以外は音楽活動に縁がある俳優さんたちで、俳優の片手間仕事なんかでは決してないかなり聴き応たえのある立派な楽曲です。

まぁなんたって松・”エルサ”たか子さんですからね!

松さんが林檎嬢のプロデュースに見事に寄り添って、緊張感あるヴォーカルを聴かせてくれて実に素晴らしいのです。音の乗せ方、息継ぎなど、林檎ちゃんにそっくりなんですよ。でももちろん松さんの魅力もあって。ここでしか聴けないコラボ曲になっています。

で、松さんの2017年リリースのソロ・アルバム『明日はどこから』のボーナス・トラックとして、Doughnuts Holeでの松さんのヴォーカルのみのヴァージョンが収録されています。

アーティスト名は”松たか子”ではなく、その名もMaki Maki なのが、ドラマのファンとしては嬉しい限り。こっちのヴァージョンも聴き応えたっぷりでおすすめです。

で、ややこしいのですが、この曲の椎名林檎・御本人ヴァージョンも複数あります。

2つあって、1つは全歌詞英詞で他アーティストに提供した曲を集めたセルフカバー・アルバム第2弾である『逆輸入 〜航空局〜』収録のもの。

もう1つは”椎名林檎と松崎ナオ”名義で松崎ナオとコラボしたDoughnuts Holeと同じ日本語詞のもの。

この曲の歌詞はなんかもう一つ一つうんうんうなづいて、ひゃーって感嘆してしまうもので大好きなので、この”Doughnuts Hole” ヴァージョン及び ”椎名林檎と松崎ナオ”ヴァージョンを愛聴しております。

”椎名林檎と松崎ナオ”ヴァージョンは炸裂するギザギザなギターもかっこいいです。

カプチーノ(2014)

こちらもセルフカバー・アルバム第1弾『逆輸入 〜港湾局〜』に収録されたこの曲。

オリジナル・アーティスト(提供先)は ともさかりえ で、本人ヴァージョンが出るまでこのオリジナル・ヴァージョンをずっと愛聴していました。

スウェディッシュポップ風のアレンジ(亀田誠治氏)がかわいくて好きだったんです。カラオケでもたまに歌ってたなぁ。

で、この曲歌詞も相当かわいくて。

年上の男性に恋をした女性の目線から描かれるラブソングなんですが、相手よりあきらかに自分の方が好きになってしまっている関係を

イーヴンな関係になりたい

とか

ミルクの白に茶色が負けてる

と歌っています。

ここで面白いのが、若い女性と年上の男性であれば通常であれば

カプチーノのミルク=甘い=白=自分

エスプレッソ=苦い=茶色=相手の男性

だと思うのですが、林檎ちゃんは、自分を茶色、苦い方に置いているんですね。

この感覚が椎名林檎ならでは、だと思いますし、こういうとこが好きなんですよね〜。

とまぁこんな感じです。いかがでしたでしょうか。

彼女はこれ以外にももちろんたくさんの名曲がありますので、この機会にぜひ聴いてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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