『ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜』椎名林檎

椎名林檎ちゃんのこのベスト収録の楽曲についてですが、特にDisc 1 はロック魂ゴリゴリで尖っててアツいし、Disc 2 は煌びやかでリッチな音世界が気持ちいい!

総じてクオリティが恐ろしく高いです。

…って言うまでもない!みなさんご存知ですよね?

このベスト盤に収録されている曲の中で、私が特に特に思い入れがあって大好きな曲を書いてみたいと思います。

正しい街 (1999) Disc-1 M-4

1stアルバムの1曲目ってめちゃ大切で、何十年経ってもそのアーティスト自身の名刺代わりになるものだと思うのですが、これは見事な完璧なまでの名刺です。

この曲に限らず1stアルバム『無罪モラトリアム』収録の全ての曲は多くの椎名林檎ファンにとってそうであるように、私にとっても非常に特別で大切な曲ばかりです。

中でももう無性にこの曲が好き。

この間の「ミュージック・ステーション」にてこの曲を演ったと聴いて非常に驚きました。リアルタイムでは観れませんでしたが後ほど観てみて、胸が熱くなりました。

そこには変わらない林檎ちゃんと変わった林檎ちゃんがいました。

どちらの林檎ちゃんも強く儚く、ロックでアナーキーで唯一無二で。

そして彼女が辿ってきた長い道のりに思いを馳せ、また最初の最初からある面では出来上がっていた人だということも再認識しました。

完璧な曲。

ギブス (2000) Disc-1 M-8

 

これも我が青春の曲でございましたねぇえぇ。

こんないい曲がシングルで切られて世に出てきた時はそれはそれはびっくりしましたし、改めて彼女の才能に感服致しました。

これ、歌詞にカートとコートニーが出てくるのが最高にエモいですよね。

このカートとコートニーというのはもちろん言わずもがななんですが一応書きますね。

1990年代に一斉を風靡したオルタナ・グランジ・バンド、ニルヴァーナのカート・コバーンと当時嫁さんだったホールのコートニー・ラブのことです、はい。

私、当時やっぱりニルヴァーナ好きでしたし、彼の死にショックを受けた日のことは覚えています。

「また四月がきたよ 同じ日のことを思い出して」

と言う歌詞は、当然カートが亡くなった4月5日のことを差していると思われます。

当時林檎ちゃんが付き合っていた彼氏と自分をこの2人に重ね合わせている歌詞。

カートとコートニーは魂削って作品作って、悲しくなるほどアホ(褒めてます)で、泣けるくらい破滅的なカップルだったわけで、もうほっとけない2人だったんですが、でも実は林檎ちゃん自身はそんなにニルヴァーナ・ファンだったわけではないらしく。

それがまた面白いし、でしょうね、と思います。らしい。

でも全然付け焼き刃ではなく、もう完全にものにしていて、この曲世界をドラマチックに盛り上げることに成功していて、やはりさすがです。

カーネーション (2011) Disc-2 M-6

2011-2012のNHK連続テレビ小説『カーネーション』の主題歌。

私はこのドラマの方の尾野真千子主演の『カーネーション』の信者になるほど惚れ込んだドラマだったのですが、この林檎ちゃんの主題歌もまぁ見事だったですねぇ。

ドラマの世界観は大阪は岸和田で自分の情熱のままに生きる1人の女性を描いており、関西弁(それもコッテコテのやつ)でまくしたてたりそれはもうパワフルでユーモラスでエモーショナルなものでした。

それとは正反対にストリングスとハープでしとやかに歌われるこの曲は一見(一聴)そのアツいドラマにそぐっていないように思われるかもしれません。

むしろシングルのカップリング曲で、元々はこっちが主題歌候補だったという「人生は思い通り」の方が明るく楽しくユーモラスな曲調でドラマに合っていると思われる方もきっといらっしゃるでしょう。

が!

このねぇ、この椎名林檎史上最高のしっとり度を誇るくらいしっとりとした、このなんっとも大人な「カーネーション」だからこそ、あのドラマが非常に映えたんですよね不思議なことに。

あのドラマのエモーショナルさの裏に隠された格調高い美意識みたいなものが、椎名林檎の持つそれと見事に呼応していたんです。

今となってはこれ以外もちろん考えられない。素晴らし区見事な朝ドラ主題歌でありました。

ありあまる富 (2009) Disc-2 M-8

 

ハイ出た超名曲。

この曲のギターやコーラス、メロディはなんともなんともビートリッシュ(ビートルズ的)ですよね。

どうしようもなく惹かれます。

『アビー・ロード』などの後期でも最後の方のビートルズのジョージのギター・ソロっぽさやわざと少し遅らせてあるどたどたドラムもリンゴ的。もちろんコーラスも。

これはこの曲のギターと編曲を担当している元・バービー・ボーイズの いまみちともたか氏の功績やセンスが大きいのだろうと思われます。

しかしなんだろう、この曲ならではの魅力って…。

明らかにこの曲以外にこんな曲を知らない。

この曲を聴いたあとのような気持ちになるのは、この曲だけしかないんですよね。この正体がわからないんですけど。

でも感動の正体を探るのなんて野暮ですよね。

私はこの曲を一旦聴きだすと、延々リピートが止まらなくなってしまうので困ります。

そして何回何十回何百回聴いても、その都度感想するのでなおさら困ります。

長く短い祭り (2015)

 

これはもう単純にかっこいい、かっこよすぎでしょな曲No.1。

いやぁとってもクール。

まず林檎嬢のヴォーカルにオートチューンかかってるのが新鮮で、そして渋い。

そして浮雲(長岡亮介)が絡んでいる曲は好きなものが多いです、ホント。

彼の何が好きってそのルーツにブルーグラスがあるってとこ。このどこかハイパー近未来的な曲じゃ匂ってはこないですけどね。

当時コカ・コーラのCMで使用されており、そのCMが流れるたび少し脈拍早くなるくらいにはこの曲に惚れてましたし、この2015年の夏はホントよく聴きました。

そんなわけでこのベスト盤から、自分の中で特に大好きな曲について書きましたが、活動歴も作品も才能も溢れている彼女は、このベスト盤に収録されていない曲も傑作が数々あり、思い入れたっぷりの曲がまだまだあります。

そういった曲についてはまた別で記事を書こうと思います。

※書きました

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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