75曲、3時間45分の天国。ジェームス・テイラー初期6作の2019年リマスター

おどけた顔のジェイムス・テイラー

『One Man Dog』の裏ジャケが好きな人は心の友ですこんにちは。

我らがジェームス・テイラーのワーナーから出したアルバム6枚全てを2019年リマスター・ヴァージョンで収録したボックス・セットが出ましたよ。

『The Warner Bros. Albums: 1970-1976』

6CD、6アナログ、ハイレゾ、ストリーミング、さすがにいろんな方法で聴くことができます。

ストリーミング・サービスではApple Music、Spotifyで聴けます。

このジャケットの笑顔の写真も素敵じゃないか。

  • 『Sweet Baby James』(1970)スウィート・ベイビー・ジェイムス
  • 『Mud Slide Slim and the Blue Horizon』(1971)マッド・スライド・スリム
  • 『One Man Dog』(1972)ワン・マン・ドッグ
  • 『Walking Man』(1974)ウォーキング・マン
  • 『Gorilla』(1975)ゴリラ
  • 『In the Pocket』(1976)イン・ザ・ポケット

リマスターの音質

もともとJT(ジェームス・テイラーの呼び名です)のアルバムはアナログはもちろん、再発のCDでも音質がよかったので問題なかったんですけど、やっぱりさらに聴き心地抜群ですね。

私はApple Musicで聴いていますが、1つ1つの音がくっきりはっきり聴こえます。これ、アナログやハイレゾだとさらにいいんだろうなぁ。

充実した6年間の6枚のアルバム

さて、この6枚のアルバムはそのタイトルにもあるように、1970年から1976年に作られました。

真ん中の『Walking Man』をちょうどさかいにして、前後で分けることができると思います。

『Sweet Baby James』

『Mud Slide Slim and the Blue Horizon』

『One Man Dog』

この3枚の共通項は

ダニークーチ(gu)、リー・スカラー(ba)クレイグ・ダーギー(key.)、ラス・カンケル(dr.)のザ・セクションの演奏

それと愛器ギブソンJ-50ですね。

そしてニューヨーク録音でデビッド・スピノザにプロデュースを頼んだ『Walking Man』を間に挟み

『Gorilla』

『In the Pocket』

この2枚はザ・セクションのメンツを使いながらもより洗練されたライトメロウでAOR的な側面の強いアルバム、となります。

ジェームス・テイラーという人の音楽的な充実はやはりこの6年間のこの6枚のアルバムに凝縮されています。

どれも同じようでいて聴きこむうちにそれぞれのアルバムの個性と良さがわかりだし、もうそうなる頃にはJTに夢中になっていることと思います。

どれもかなり聴きやすいのに、じっくり聴くと音楽的滋味に溢れオリジナルなコクがある。

JTの音楽は一見とっつきやすいですが、通底音としてアメリカのルーツ・ミュージックであるソウル、R&B、ブルース、カントリー、フォークなどが散見され、聴き応え抜群。

だしだし、何年聴いても飽きるということがない。

実際、私は高校生くらいの時から聴き出したのでもうかれこれ30年くらいは聴いてるはず(恐ろしい…)だけど、飽きるどころか、まだまだ新鮮な気持ちで聴けますマジで。

特にこの6枚は。

そしていつもいつも聴くたびにその優しい声にその美しいメロディに心の底から癒されるのであります。

邦楽ファンよ、今こそJTを聴くタイミングだ!

JTのワーナー期のこの6枚のアルバムは、どれも言うまでもなく音楽ファンを自認されるのであれば、全て必聴この上ないものです。

でもそれは洋楽ファンに限ったことではなく、とくに今の若い10代20代の邦楽リスナーに強く申し上げたい。

星野源、コーネリアス、中村一義、曽我部恵一、キリンジ、never young beach、cero、Yogee New Waves、ミツメ、シャムキャッツetc…

 

 

彼らに共通するのは猛然と細野晴臣に影響を受けてるっていうこと。

で、その細野氏はこのJTに俄然影響を受けてるっていうこと。

ってことは、聴かない手はないはずなんです、これらのアーティストのファンのみなさーん。

もう星野源ファンとかJTを聞かない理由が見当たらないのでこれを機会にこのボックスの75曲ぜんぶ聴いてみてください。きっとそのあとに聴いた星野源がより輝いて聴こえてくるはずです。ほんとっすよ。

そんで次はJTが影響を受けたモータウン・クラシックやソウル、R&Bのお宝をザクザク掘ってく。

そうすると違ったとこから、また源さんに繋がっていったりと、この楽しい”音楽の遠足”に終わりはないことに気づくはずです。

部屋でギブソンJ-50を爪弾くジェームス・テイラー

6枚全部聴いてもたったの4時間弱ですし、ここはこの機会に手に入れていい音でジェームス・テイラー、全部聴き込んじゃいましょ〜!

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