エルトン・ジョン『マッドマン』聴かなきゃ人生損の「Tiny Dancer」はこのアルバム収録曲です!

採点:★★★★☆(ただし1曲目の「Tiny Dancer」は★×無限!!)

最初の2曲(特に1曲目「Tiny Dancer」!)が神がかりすぎ!サクッと聴ける名作

  • ★      (エルトン・マニアのあなただけどうぞ)
  • ★★     (面白い曲もあり)
  • ★★★    (良作〜)
  • ★★★★   (素晴らしい!傑作!!)
  • ★★★★★  (やばい!文句なしの大傑作!!今すぐ聴いて!!!)
    ☆は0.5です

今週の金曜、8月23日に伝記映画『ロケットマン』の公開がいよいよ迫ってきました!

イギリスのロック・スター、エルトン・ジョン!

これを機会に彼のアルバムを順番に振り返っていってみようと思います。

今回は彼のスタジオ録音アルバムの4枚目『マッドマン』Madman Across the Water です。

ちなみに3枚目の『エルトン・ジョン3』とこのアルバムの間に以下のアルバムをリリースしています。

  • ライヴ!!(17-11-70) 1971年4月(英)
  • フレンズ〜オリジナル・サウンドトラック 1971年4月(英)

今回はこの2枚については割愛させてもらいます!




 
 

マッドマン

1971年11月5日リリース(英)

M-1 可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ) – Tiny Dancer
M-2 リーヴォンの生涯 – Levon
M-3 愛すべき男、レザー・フェイス – Razor Face
M-4 マッドマン – Madman Across the Water
M-5 黄昏のインディアン – Indian Sunset
M-6 ホリデイ・インのやすらぎ – Holiday Inn
M-7 人生とは腐った桃のよう – Rotten Peaches
M-8 偽りの人々 – All the Nasties
M-9 グッドバイ – Goodbye

『マッドマン』Madman Across the Water 感想

まずはね、今までのエルトンのアルバムの私の採点を見返してみましょう。

  • 1st エンプティ・スカイ (エルトン・ジョンの肖像) ★★
  • 2nd 僕の歌は君の歌 ★★★★
  • 3rd エルトン・ジョン3 ★★★★

で、この4枚目が★★★★☆と。

これでお分かりのように私はエルトン・ジョンの初期のファンなのでありました。

特に2nd、3rd、そしてこの4thあたりね。

なので、あまり評価の星の数に変化がないため、面白みに欠けますがあしからず。

このエルトン初期には抗えない、たまらない魅力があるのでね。仕方ない。

そして、このアルバムが一番評価が高い!

なんでかなーと自分で考えてみましたが、魅力は大きくわけて2つ!

1つ目は最初の2曲の神がかり的な良さ!

2つ目はなんとなく軽〜く聴けること。

3rdの『Tumbleweed〜』もすっごく好きで自分の中では拮抗するのですが、あっちはコンセプトアルバムの香りもあり、なんとなく聴こうと思うのに、ちょっと引っかかりがある。一瞬ね。

4thのこの『マッドマン』は1曲1曲の良さで、サクッと軽く聴けるの。

しかも全9曲のコンパクトさも魅力。気がつきゃ選んでしまう。

もちろん曲の良さが選ばせてしまうのが一番大きいんですけどね!

そんなわけで、長い間、エルトン・ジョンのアルバムとしては思い入れが一番強いアルバムなのです。今んところ。

さて、以下気になる曲たち

M-1「Tiny Dancer」可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)

この曲の素晴らしさをあなたに知ってほしい。どうしても。

まずは、聴いてもらうしかないです。

では、どーぞ

このYoutubeの映像は『Old Grey Whistle Test』というイギリスのBBCの番組のライブのもので、エルトンはピアノ1本でこの歌を披露しています。

しかも1971年ですよ、奥さん!

なに、この爆発力。

コード進行も歌詞もメロディもこれといって変わったことをしているわけでもないのだけれど、どうしてこの曲はこうも胸を打つのか。

ポール・バックマスターのキャッチーでゴージャスなストリングスは、時として「Too Much」だとして敬遠されがちなものかもしれません。

だけど、私は基本、好きなんですね。

この曲の派手派手ストリングスも嫌いじゃない。

いい味出してるスライド・ギターのことももちろん気づいてる。

ギターだって地味にツボ押さえてるし。

曲の途中から現れるコーラスが意外と効いてるのもわかる。

後半のサビのリフレインのとこで、ドタドタドタドタッって何回か畳み掛けるドラムも最高。

だけど、このピアノ1本で真摯に歌うエルトンの姿を観ると、

エルトンとピアノ以外、いらない!

そう強く思ってしまうほど、もうそれだけで完成されているんです。

それだけ曲としての骨格ががっしりしてて、少々のことなら負けないんですよね。なんとも骨太な曲。

この曲の骨の部分にあたる、エルトン自身のピアノの演奏が、多分これ人智を超えた素晴らしさなんすよ。

それ以上もそれ以下もない美しさ。

イントロのピアノ聴いただけで感じるでしょ?

感情に手が生え、指が生え、直接弾いてるような。

シンプルこの上ない演奏なんですけどね。

これ以上ないっ!ってものを見せつけられているような映像。

サビのドラマチックさもピアノ1つでなんなく表現されています。

でも、まだ初期のエルトンだから派手じゃないの。

ちょっと派手になりつつある頃だから、ジャケットだけ玉虫色ですけど(*´꒳`*)

そんなエルトンの自信に満ちた、でも油断すると感情がほとばしってしまうのを抑えているような、そんな凛々しい姿がたまりません。

 
 

で、やっぱりサビの素晴らしさについてもう少し語りたい…。

Hold me closer, Tiny dancer

Counts the headlights on the highway

ほーみくろーさたぁにだぁぁぁんさぁ

かぁーんざへっらいつおんざはぁうぇ〜い

のとこね。

ファルセットで入ってくるのがいいんだねぇ。

なーんでこのサビはこんな心かきむしるんでしょうね。

で、曲の始まりの

Blue Jeans, baby L.A.lady

seamstress for the band

もなんともいいよねぇぇぇ。ええ歌詞。

ぶるじぃーんべぇいべー

えーるえーれーでー

と、どうしても歌い出したくなります、この歌い出し。

you’ll marry a music man

ってのもグッとくる。

これ、作詞のバニー・トーピンの彼女が、エルトンのツアーバンドの衣装係をしていたみたいで、彼女、およびカリフォルニアの女性たちにインスパイアされて作った歌詞みたいなんですね。

その後、この彼女(マキシン)とバニーは結婚します。

なんかねーそういった、小難しいこと抜きなのも、いい。

シンプルで個人的で、愛する女性に捧げてる歌ってのが、たくさんの人が感情移入しやすくてね。

 
 

もともと好きな曲だったのですが、特別な曲となるキッカケが私にはありました。

まずね、この曲、映画『あの頃ペニーレインと』でうまい使われ方していましたね。

歌詞の内容をうまく映像化したようなツアーバスの中で、だんだんとみんな合唱しだす。

そのいい雰囲気がたまりませんでした。

この曲の最良の使われ方だと思います。

めっちゃいいシーンなんだけど、でもこれがキッカケではありません。

私のキッカケはレッチリのジョン・フルシャンテがレッチリ在籍中にライブでカバーしてた、からでしたー。

この「Tiny Dancer」、ジョンは1990年頃からすでにライブ時にカバーしていて。ジョンもかなりのお気に入りの曲だったのでしょうね。

これがまたちょいと泣かせるんですよ、あのレッチリのジョンがエルトン・ジョン歌ってるってのがね。特に1990年のライブのやつね。

ジョンのカバーを聴いて、自分の中でも特別な曲になりました。

私の中で、エルトン・ジョンのベスト曲1、2を争う曲です。

(もう1曲は「君の歌は僕の歌」)

M-2「Levon」リーヴォンの生涯

ほんでね、続く2曲目がね、また1曲目の熱を引き継いでいて、熱いんすよ!

メロディの良さも、熱さも、エルトンの歌い方も、ドラマチックさも、見事に続いてるの。

こんなすごい曲が2曲続くなんて、なんてアルバムなんでしょう。

好きにならずにいられない。

Levon、リヴォンってのも、大好きなザ・バンドのリヴォン・ヘルムを思い出させるので偏愛してるってのもある。

全然関係ないんですけどね、リヴォン・ヘルムとこの曲は。

サビ前のエルトンの熱い歌い方とそれに呼応するかのようなポール・バックマスターのストリングス!

でもそれをサビの最後

He shall be Levon

ひーしゃーびぃーりぃーゔぉぉぉーん

で、まとめちゃう力技が素敵。

そっからの生きてるかのようなストリングス!

ポップさとドラマチックさと、絶妙なバランスで絡み合っていて、もー好き。

Elton John Playing at the Crystal palace Garden party london 1971

3曲目以降もほんと素晴らしい。特に3曲目「Razor Face」、7曲目「Rotten Peaches」もたまらなく好きです。

ほんとに、無駄曲1つなく、ってまぁ9曲ですけど、もーサクサクサクーっと名曲の嵐をシレッと聴かせるようなアルバムでニクいんですよねぇ。

なんかニール・ヤングのそれのような、ジェームス・テイラーのそれのような、ジャケットも私は好き。

まるで、1971年リリース当時、アメリカで勃興していたシンガーソングライター・ブームにちょうどいい感じで乗っかれたことを表しているかのような、デニムと草の匂いがしてくるようなジャケです。

 
 

アルバムとしても大好きですが、やはり冒頭2曲、さらに言うと1曲目の「Tiny Dancer」。

いくつになっても、どんな状況であっても。

いえ、年を重ねれば重ねるほどに、この曲の素晴らしさ、有り難さ、奇跡的な美しさに、心を動かさずにはいられないでしょう。

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