ニール・ヤング『コロラド』。クレイジー・ホースはいつだって最高なのです。

これはすごい。

このアルバム、すごくいい。

1曲目が割と穏やかな曲だから、なんかそこで止まってて後回しにしてしまい、ちゃんと聴いてなかった自分を恥じます。

またいつものニールでしょ、いつものクレイジー・ホースでしょ、みたいな。

なにしとんじゃ、自分。

いつもの、ニール・ヤング&クレイジー・ホースだから、すごいんだ。

彼らがひとたび集まって、演奏して歌えば、いつもいつも変わらないすごい磁場が生まれ、心を射つ音楽をやってのけるんだ。

何歳になっても変わらない。そういうヤツらなんだ。

忘れるな、自分。

ニール・ヤングはコンスタントに良質なアルバムを作り続けている驚異的なアーティストですが、今回で改めて強く思いました。

やっぱりクレイジー・ホースと一緒に演ったアルバムは、いつでも格別で最高だと。

『Colorado 』 Neil Young with Crazy Horse 詳細

2019年10月25日リリース

M-1 Think of Me

M-2 She Showed Me Love

M-3 Olden Days

M-4 Help Me Lose My Mind

M-5 Green Is Blue

M-6 Shut It Down

M-7 Milky Way

M-8 Eternity

M-9 Rainbow of Colors

M-10 I Do

私は元々ニール・ヤングは大好きの大好きで、フジロック にクレイジー・ホースと来た時も、関西から参戦しました。

そのライブってちょっと特別でしたね。最高でした。

 

初めてリアルタイムで聴いたニール・ヤング&クレイジー・ホースのアルバムって『スリープス・ウィズ・エンジェルズ』(1994)だったと思います。

その時受けた衝撃って凄まじかったんです、ほんと。

だけどね、それから25年経った2019年でもね、おんなじくらいの衝撃与えてくれたんですよ。

おんなじ”くらい”って言ったのは、こっちの感度の問題でね。若いときほどビビッドではないので。

だけどあっち側、ニールさんとクレイジー・ホース側の威力はなんら変わってないんですよねぇ。すごいもんだ、ほんと。

全曲素晴らしすぎますが、以下特に好きな曲です。

M-2 She Showed Me Love

この曲、ずっと聴いてられると思ってたら13分以上あってガッツポーズ笑

通常は長い曲、苦手なんですけどね、私。

唸り続けるギターに思わずヴォリュームも上げてしまうってもんです。

これ、これですよ、クレイジー・ホースは!

この曲を聴いて気に入ったら、クレイージー・ホース名義のアルバム収録曲は全部好きだろうし、ダメなら全部ダメ、それくらい昔から変わることのないクレイジー・ホースの魅力が詰まっている曲だと思います!

この曲、マジいいです。

M-5 Green is blue

ニール・ヤングは、特にクレイジー・ホースとの録音により顕著にあらわれていることかもしれませんが、録音が思いっきり生々しいんですよね。ロウというか。

その曲が誕生した瞬間を真空パックしたような生々しさがある。

このピアノをフューチャーした穏やか系の曲にも、その生々しさはあらわれていて。

ニール・ヤングという人がその瞬間瞬間を捉えることが得意な人で、だからこそのこの多作ぶりだとも思うのですが、クレイジー・ホースの曲を聴くと、そのクリエイティヴィティを目撃しているかのような喜びを感じられるのです。

そう、こんな穏やか曲でも。

M-6 Shut It Down

からのこの曲のイントロ!

や、ほんとそんじょそこらのロックンロールの人たちよりすんごいロックンロールを感じます。

彼らならではのドライブ感を感じられる、かっこいい曲!

ニール、今年74歳でしょ?ニルス・ロフグレン(50年振りの参加って…)、ビリー・タルボット、ラルフ・モリーナもそんな大きく年変わらないはず。

どんな生き方してんだろ!

M-7 Milky Way

これこれこれ!

これぞ、クレイジー・ホース!って曲ですね、これまた。

他の曲も紛れもなくそうなんだけど、さらに濃い、凝縮されたクレイジー・ホース振り。

変わらないことを、ここまで前面に押し出してくる、ニールさんとクレイジー・ホースたち。

大袈裟な話ではなく、生きる勇気いたいなもんをもらえますね。

素晴らしいです。

M-8 Eternity

これだってソロ曲で聴いたことのあるような曲ですが、そんなこと関係なくなってしまう素晴らしさ。

このコーラスは新鮮だしかわいい。

このポップさが泣けます。

M-9 Rainbow of Colors

なんでしょうね、歌詞とかちゃんと知らないのよ。

だけどね、曲開始早々、泣いちゃいましたね。

多分、歌詞重要っぽいのよ、この曲。

だけど、このギター、この分厚いおっちゃんたちの熱いコーラス、ベース、ドラム、これだけでね、なんか自分の中のやわらかい部分、掴まれてしまいました完全に。

ニール好きだった父に聴かせてあげたかったな。

ニール・ヤングのソロ・アルバムのような繊細さやアコースティック・ギターの魅力を味わえるアルバムも最高なのですが、クレイジー・ホースの面々といるとこのどうしようもなく荒ぶるロッキンなニール・ヤングがどうにもこうにも最高です。

いやぁ、2019年に、こんなすごいアルバム聴かせてくれてありがとう!

間違いなく今年の洋楽の個人的ベスト・アルバムです!!