ノエル・ギャラガー 『This Is the Place』EPと愛おしい”B面”の話

ノエル兄ぃの最新シングル。

今回のジャケット、かっこいい!くー!

6月に出た前作のEP『Black Star Dancing』に同シリーズ的なデザインのジャケですね。 ノエルは同アルバムのシングル群を同じデザインのシリーズで固めてくるとこがオアシス時代からあって、そーゆーとこ几帳面ですね。

そして音の方も『Black Star Dancing』と随分共通項がありました!

『This Is the Place』EP 詳細

2019年9月27日リリース

M-1 This Is The Place
M-2 A Dream Is All I Need To Get By
M-3 Evil Flower
M-4 This Is The Place (Dense & Pika Remix)Alright Now
M-5 Evil Flower (The Reflex Revision)

モスコの採点
『This Is the Place』EP
(3.5)

 

モスコ

今回のEPもダンサブルなマンチェ・サウンド風味が新鮮!
B面曲が、The B面!っていう愛せる曲なのでそこもうれしい!
リアムに引き続き、ノエルも絶好調のようで、アルバムが楽しみ〜

 

配信かアナログのみのリリースになっています。

『This Is the Place』EP 感想

M-1 This is The Place

前作『Black Star Dancing』もそうでしたが、今までの作風より、よりダンサブルな意匠で、もうマンチェスター・サウンドを思い起こさせるんですよね。

で、『Black Star Dancing』もこの『This Is the Place』もすごくいいんです、曲として。 一度聴いたらクセになるグルーヴがあって、自然と身体も動いちゃう。

でも全然付け焼き刃的なものではなく、しっかり自分のメロディに肉付けしているのが、たまたま今はマンチェスター・サウンドなんですよ、という感じで、めっちゃノエル印なのです。

まぁでもノエルだって、ビートルズ信望者とはいえ、出身はマンチェスター。

オアシス結成前の少年〜青年時代にはジョイ・ディヴィジョンニュー・オーダー、ザ・スミス、ザ・ストーン・ローゼズなどなどを聴き狂っていたようですので、自らの血となり肉となっているサウンドの1つなのでしょうね。

今まではとかく60’s〜70’sの音楽リスペクトの作風のノエルだったので、80’sの香りがする曲というのが新鮮味があっていいですね。
次のアルバムのメインのテイストになってるのかな?
そうだったら、また楽しみ。

そしてこの曲のスペーシーでディスコ風なテイストがよく現れているPVがこれまた抜群。
最近のノエルのPVでは一番好きです。

M-2 A Dream Is All I Need To Get By

そしてこちらは打って変わって、60’sサイケ・ドリーミー・ポップ的な、どこかちょとばかしかわいらしい雰囲気の、イカした曲です。

「俺の耳にはザ・スミスの象徴的なB面曲のうちの1曲に聴こえるんだ。明らかなのは彼らの楽曲ほどよくはないということだけだね」とノエル・ギャラガーは同曲について述べている。

「曲がすぐに出来上がるというのは、いつだって良い兆候なんだ。まるでずっとそこに存在していたかのようなね。きっとマンチェスターのどこかにあったんだ」

NME JAPANより

シングルのB面。魅惑の響き…。

ここで突然、B面曲の魅力について

私はノエルに限らずですが、シングルのB面曲を愛しています。

そしてシングルのB面にこだわるアーティストこそを、より愛しています。

アナログ・レコードというものがこの世に存在してから、同じように生存するようになったシングルB面同好会会員という謎の人種。

イギリスのアーティストにやっぱり、同好の輩が多いようですよね。

ノエルが言及しているように、ザ・スミスも、そしてオアシスもB面曲がすこぶる魅力的なアーティストでした。

それはきっとシングルB面同好会の先人たちが、素晴らしいB面曲を作り続けたからこそ、モリッシージョニー・マー、そしてリアムが喜んで引き継いでいったものなのでしょう。

B面曲 of B面曲の称号がふさわしい条件としては、アルバム未収録曲だということ。

アルバムに収録されちゃうと、ただのアルバム収録曲になっちゃう。

何年か経って、コンピレーション(例えばシングルス的な)に収録されるのはギリオッケー(私は誰だ)。

ただ願わくば、そのシングルを手にしなれば、聴くことができない。

そしてひとたび聴けば「なぜこのようなクオリティもアルバム曲に決して引けをとらない素敵曲が、ここで陽の目を浴びずに佇んでいるのだ!」というものが、いい。

幻の名曲になると行き過ぎ。

そのシングルを手にしさえできれば聴けるものがよいのです。

そのシングルに無常の愛をそそぐことができるからです。

でもそれも今は昔。

今はサブスクの時代になってしまったので、そんなあれやこれやは、きっと今の人が感じることはなくなっていくんだろうなぁと思います。

ちなみに(まだある)B面曲は少し寂し気な方がよい。

昔のアニメのエンディング・テーマみたいなもんです。

あんなに明るいアニメなのに、なにこのアンニュイな側面は!?

みたいにギャップが魅力。

いつかB面曲についての記事を書こうと思います。

(熱くなりすぎた…)

そしてそんなB面曲っぽい、”愛せる曲”がこの「A Dream Is All I Need To Get By」だと言えるでしょう。

1曲目も好きだけど、個人的にはこっちのがさらに好み。

(長かった…)

下にこの曲のリリック・ビデオを貼っておきます。

M-3 Evil Flower

これもなかなかにヘヴィでグルービィな音のノエル的サイケデリック・ロック曲。

でもこれはもともとのテイストがいつものノエル的な60’s〜70’s風ですね。

でも若干このEPのM-1、M-2の2曲に比べると落ちるかな〜って思ったので、評価を3.5にしました。

M-1、M-2とM-4、M-5のリミックス曲だけだったら評価4でした。

この曲もリリック・ビデオがありましたので、どうぞ。

M-4、M-5はリミックス曲なので割愛。

(というか、この2曲のリミックス、2曲とも6分以上あるけど、どっちも結構いいんですけどね)

そんなわけで、新しいアルバムに向けての2枚目のリード・シングル『This Is the Place』。

1枚目の『Black Star Dancing』と同様、今までとは少しテイストが違うダンサブル傾向で攻めてきましたが、これ、結構いいと思います。私は好きだな。

ノエルならではのぶっといボトムのリズムで、どっしりしたグルーブがたまらない魅力になっていると思います。

来たるニュー・アルバム・リリースのアナウンスはまだありませんが、もう少し静かに待つことにしましょう。

期待!

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