『Traveler』Official髭男dism 曲感想。名曲揃いの堂々としたアルバム、ついにリリース!




はい、満を持してリリースされました!

Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)のメジャー1stフル・アルバム『Traveler』!!

 

リリース前に聴くことのできた既出曲の7曲

  • M-1 イエスタデイ
  • M-2 宿命
  • M-3 Amazing
  • M-5 バッドフォーミー
  • M-8 Stand By You
  • M-9 Fire Ground
  • M-12 Pretender

この7曲については以前このブログで取り上げています。

 

既出曲の7曲について、詳しくはこちら

 

なので今回は

アルバムで初お目見えした新しい7曲

  • M-4 Rowan
  • M-6 最後の恋煩い
  • M-7 ビンテージ
  • M-10 旅は道連れ
  • M-11 052519
  • M-13 ラストソング
  • M-14 Travelers

この7曲についての感想と、アルバム全体の感想を書きたいと思いまっす!

 

 

『Traveler』  Official髭男dism  情報

【Amazon.co.jp限定】Traveler[通常盤](A4クリアファイル[Amazon.co.jp ver.]付き)


2019年10月9日リリース

 

M-1 イエスタデイ(映画『HELLO WORLD』主題歌)
M-2 宿命(2019 ABC 夏の高校野球応援ソング/「熱闘甲子園」テーマ・ ソング)
M-3 Amazing
M-4 Rowan
M-5 バッドフォーミー(テレビ大阪・BSジャパン深夜ドラマJ『グッドバイ』主題歌)
M-6 最後の恋煩い
M-7 ビンテージ(フジテレビ『あいのり:African Journey』主題歌)
M-8 Stand By You
M-9 FIRE GROUND(TVアニメ『火ノ丸相撲』OPテーマ)
M-10 旅は道連れ(SUZUKI「スイフト」CMソング)
M-11 052519
M-12 Pretender(映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』主題歌)
M-13 ラストソング
M-14 Travelers


モスコの採点

『Traveler』 Official髭男dism
(4.0)

 

モスコ

期待に違わぬ充実っぷり。
安定のクオリティの高さに万人受けするポップさが、なんともよき。
日々の生活のサウンドトラックとしてこころ強いアルバムになりそう

 

 

 

M-4 Rowan

70’sソウルをサンプリングしたような音からネオソウルのような現代の音へとシフトするイントロがたまらなくきもちいい。

ギターがめっちゃいいんですけど、このギターは完全にネオソウルですもんね。

この曲はギターの小笹大輔作詞/作曲、プロデュースとエンジニアリングでThe Anticipation Illicit Tsuboiが参加しています。

て、スチャダラや小沢界隈でよく名を目にしていたイリシット・ツボイさんじゃないですか!

へぇ〜。ナイス起用!なんかうれしい。

イリシット・ツボイ、ナイスワーク!

気怠い雰囲気が漂う曲というのも、このアルバムでは貴重な存在。

いい!すき。

 

M-6 最後の恋煩い

これまたポップに畳み込むヒゲダンお得意のキャッチーな曲。

このパターンの曲、いくつでも聴いてみたいですね。

ほんの少しのラテン風味というかファンク風味というか、そういうのに畳み掛けるリズムに、ちょっとユニークな歌詞がまたうまいこと乗ってて、それが気持ちいいんのです。

ヒゲダンならではの個性がよく出てる曲。

間奏手前で、一旦チルな感じで、ゆる〜くなって、また畳み掛けるリズムに戻るとこも緩急あって、アレンジもいいですね。

 

M-7 ビンテージ

今回、わたしがいちばん好きになった曲はこれ!

Pretender」路線の王道切ない系ポップ・バラード。

 

しかもちょっとスライドギターとか使っちゃったりで、ビートリッシュな味付けがされているんですよね〜。

あと、

サビの

かけがいのない日々を

 

の「」がファルセットになるとことかね。

ファルセット好きには、これがうれしい。

藤原聡の書く歌詞が、またいいんですよね。

で、あっさり終わるのもまた今の時代を表していて、なんだか面白いな。

結構コッテリなポップの意匠でいきそうな感じもするのだけど。

こういうとこが「今の人っぽい」

と感じる私が「今の人(=若い人)」ではない

と思い知らされるバンド、それがヒゲダンw

 

…ん?いや、ちょっと待て。

「今の人」ってなんや?

私も今の人やん。今を生きる今の人やんかー!

誰に言ってんだ?自分に言ってんですすみません。

 

M-10 旅は道連れ

ベース&サックスの楢﨑誠の作詞/作曲。

こうやって藤原聡だけではなく、4人が4人とも機能しているバンドってのがいいですよね。

アイドルっぽくもあるし。ここでリンゴ曲、ここでジョージ曲、みたいな。

 

で、この曲は歌詞もサウンドもおおらかで、小笹作のM-4「Rowan 」のようにいい意味で今までのヒゲダンとはまた違った魅力があって、ヒゲダンの幅が広がってて、いい感じです。

これは完全にリンゴ曲だなぁ(”癒し”という意味で)。

 

M-11 052519

この曲は次曲の「Pretender」のイントロのギターリフだけの曲で、まぁしっかり繋がるんだけど、こんなのアリ!?って感じで 笑

“052519” という意味は単純に2019年05月25日を西暦表記したものかなぁとも思ったのですが、「Pretender」シングル発売日は2019年05月15日だったし、ファンの声を調べても数字の意味の真相はわからないようで…うーん、なんだろ。

ただ、「Pretender」のシングルのジャケットでもこの数字が表記されており、その際に、藤原聡がインタビューでこう答えているようですね。

 

藤原:ニキシー管がすごく曲の世界観に合うなと思って、僕が「いいんじゃないか」と提案したら「やってみよう」となりました。先日、テレビ番組でタモリさんと共演して、挨拶のときに「よかったら」とCDを渡したら「これめちゃくちゃカッコいいね」と、ニキシー管に反応していました。

ニキシー管の数字の意味は、ご自由にお任せ……とのことでした。

J-WAVE NEWSより

「Pretender」ジャケット

 

M-13 ラストソング

 

限りがあるからこそ 全ては美しいんだと

この歌詞のまま進むのであれば、J-POPによくありがちなやつですが、藤原聡の書く歌詞は違うのです。

先ほどの歌詞に続くのはこういう歌詞

そんなド正論 臆病な僕にはしんどすぎて聞けたもんじゃないな

こうくるんだから、たまんない。

藤原聡の描く曲の主人公は、よくなにかにやられちゃってる。

大抵は恋をしている相手に相当やられちゃっているのですが、この曲のテーマは

物事の最後の美しさや儚さ。

つまり人生が美しすぎて、はかなすぎて、その事実はしんどすぎて「聞けたもんじゃない」と言っているのです。

ロマンチストである彼個人の心象を、彼だけの言葉とメロディで表していて、素敵な曲だと思います。

 

M-14 Travelers

1分47秒の小品。

余韻のラスト曲。

アルバム・タイトルは『Traveler』、この曲は「Travelers」と複数を表す “s” が付いています。

 

アルバム『Traveler』全体の感想

もうかなりお茶の間に浸透しているヒゲダン。

先日行われたうちの子供の運動会の組体操の曲で「宿命」、しっかり入ってました。

そんな満を持してのこのタイミングでのメジャー・1stフル・アルバム。

「Pretender」、「宿命」というシングルがどちらもすこぶる名曲で、アルバムも非常に楽しみにしていたのですが…。

いいですねぇ。

他の曲も全然引けを取らないの。

 

藤原聡の書く曲は、すごい。

ヴォーカルも味があって、その曲世界の切なさを少し頼りげないような声でうまく体現していて、それでいて歌が上手い。

 

あとアレンジが素晴らしい。

聴いて、イントロ一発で「あ、名曲」って予感がするし、実際聴けば、最後まで堂々とした名曲振り。

特に「イエスタデイ」「宿命」「最後の恋煩い」「Stand By You」「Pretender」あたりがイントロ一発で名曲の風格がある。

 

個人的にかなり好きな部類に入る曲は

「イエスタデイ」

「Rowan」

「バッドフォーミー」

「ビンテージ」

「Stand By You」

「Pretender」

 

めちゃ多いなw

 

 

 

歌詞も、叶わなそうな片思いや、2人でいる時間のことなど、スウィートなものが多く、どこか気が小さそうな(実は絶対そうではないと思います。静かなる闘志というか、負けん気が強くて、なによりかなりのキレ者だと想像)藤原聡のちょいハスキーヴォイスで歌われると、切なさや愛らしさが倍増していいんですよね。

 

これすごく売れるアルバムになると思うし、ヒゲダンもわかってると思うのですが、そのプレッシャーにも負けることなく、ここまで堂々と立派なアルバムに仕上げてきたのは、このバンドの底力だと思います。

 

どこもケチのつけようがない。

 

それに、ここだけで終わらないバンドだということもすごく感じます。

 

育児中のお母さんも、おじさん音楽ファンの方も、毎日のお仕事に疲れたOLさんも、もちろん中高生も。

老若男女、趣味問わず、文句なしに惹きつけるような、そんな開かれたポップ・アルバムです。

 

ヒゲダンよ、時代を背負う時がやってきたよー!

 

 

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