対決!おすすめ曲でキンクスとザ・フーを徹底比較!

はい、みんな大好きキンクスザ・フー

60’s ブリティッシュ・インヴェイジョンを駆け抜け

ビートルズ、ストーンズに追いつけ追い越せ

名曲も名盤もたくさんの、ロックンロールを語る時に欠かす事のできない2バンド。

私はどっちも大好きです

と言ってしまうと終わってしまう笑

どちらも才能も魅力もありまくりですが、果たしてそれぞれどんな代表曲があり、どんな持ち味があるのでしょうか?

おすすめの代表曲それぞれ3曲を聴き比べながら、この機会に徹底比較してみたいと思いまっす!

 

モスコ

ロックンロール・三番勝負の始まり始まり〜

 

“You Really Got Me” VS. “My Generation”

まずは初期の代表曲対決!

どっちも荒々しくて激しいよ!

キンクス「ユー・リアリー・ガット・ミー」”You Really Got Me” (1964)

これはキンクスの全英1位の初のブレイクスルー・シングル!

めっちゃシンプルなデイブのギター・リフで最後までグイグイ聴かせる曲で、今聴くとミニマリズムを感じるほど、本当にシンプル。

シンプルすぎて伝わり難いかもしれないけれど、この曲の真価はライブで発揮されるのだと思います。

キンクスは1993年に2度目の来日を果たします。

私も大阪フェスティバル・ホールに観に行きました。あれは忘れらんねえよ。

めっちゃ感動したライブだったんですが、最後にこの曲を演ったのが一番忘れられません。

というのも最高のライブの中でも、この曲がとびきりよかったんです。

チャック・ベリーにもリトル・リチャードにもエルヴィスにも負けてやしない。

そう、ほんもののロックンロールの原始的なパワーが宿った特別な曲だったんです。

デイブのギターが、何倍にも増幅されて心にぎゅいんぎゅいん響いてきました。

そうか、これがロックンロールなのか!と雷に打たれた様な、そんな忘れられない体験になりました。

以来、自分の中でも特別な曲となりました。

 

 

ザ・フー「マイ・ジェネレーション」”My Generation” (1965)

そしてこちらはこの曲。

私は残念ながら ザ・フー はいまだライブを体験したことがないんです。

だけどこの曲のすごさは否が応でも感じますよ。

いつの世の”若者”にも当てはまる焦燥感ややけっぱち感やがらっぱち感を、「俺の世代」と、わざとつっかえながら歌うロジャーのふてぶてしいパフォーマンスは、初期のブルーハーツのヒロトが目をひん剥いたり痙攣したりしながら歌う姿が正当に引き継いだと感じました。

この曲タイトルを冠したザ・フーの1stアルバムは言わずもがな最強1stアルバムだと思います。

 

 

 

モスコ

どっちもロックンロールの大名曲で甲乙つけ難いけど、個人的にライブで体験した キンクス の勝ち!

 

“Waterloo Sunset” VS. “The Kids Are Alright”

さてお次は美しい曲対決といきましょー。

キンクス「ウォータルー・サンセット」”Waterloo Sunset” (1967)

美しい曲と言えば キンクス は圧倒的にこの曲でしょ?

キンクスの数ある名曲の中でも、やはりこの曲は特別に光っています。

ロンドンのウォータルー河を行き交う人々を窓辺から覗いている孤独な歌の主人公。

でもウォータルーの夕焼けを観ていると、まるでパラダイスにいるみたいで、友達なんていらないね、というこの歌詞。

レイ・デイヴィスが作るキンクスの曲の歌詞は、孤独な心情を歌ったものも多いのですが、これほどまでに叙情的な美しさを持つ曲はありません。

その美しい歌詞を、これでもかというほど優しいメロディにのせて歌う。

この曲が流れると、私たちもウォータルーの夕焼けを歌の主人公と一緒に観ながら、孤独を分かち合っているような感覚になります。

そしてその孤独は、まったく寂しくなるどころかむしろ心地よく、心が暖かくなり、癒しさえするのです。

ポール・ウェラーがこの曲を「自分が作りたかった曲」として嫉妬した話は有名ですが、こんな大名曲を22、23歳で作ったレイ・ディヴィスの才能。ほんと素晴らしいですね。

 

 

 

ザ・フー「キッズ・アー・オールライト」”The Kids Are Alright” (1965)

対するザ・フーはねぇ、キンクスの「ウォータルー〜」に匹敵するようなド名曲っていうのがなかなか悩みましたよ。

そして選んだのがこれ!これしかないでしょー!

その優れた歌詞やメロディで、ザ・フーの、モッズ・カルチャーのアンセムにもなったこの曲は、ザ・フーの後に作られたドキュメンタリー映画のタイトルにもなりました。

この映画がまた超最高なのですが、映画のイメージカットがもまた最高なんです。

このショットが、この曲の(そして映画の)全てを語っている気がします。

created by Rinker
Polydor
¥1,210 (2020/03/28 21:13:33時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

 

モスコ

というわけで、この対決は キンクス の圧勝!

 

“Lola” VS. “Won’t Get Fooled Again”

最後はライブで熱く盛り上がる対決!

この2曲の動画のライブは、私が10代〜20代の時、それぞれオフィシャルのVHSビデオを買ってなんどもなんども観ては熱く胸を焦がしていたもので、2曲とも思い入れがすっごくすっごくあります。

キンクス「ローラ」”Lola” (1970)

1970年発表の『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』に収録された、キンクス の代表曲です。

ららっらっらっら、ろーーらっ、てな具合でどうにも鼻歌で歌わずにいられないとっつきやすいこの曲に、不思議な深みや陰影を与えているのはその歌詞。

どこか悲しくて可笑しい世界。悲喜劇的な世界感を描くことにかけては天下一品のレイ・デイヴィスの筆も冴え渡っております。

 

 

ザ・フー「無法者の世界」”Won’t Get Fooled Again” (1971) ※一番おすすめ

 

 

この記事の一番のおすすめ動画!!!

もうね、なにも言わずこのライブ映像を観てくださいよ。

1971年発表の『フーズ・ネクスト』に収録された、こちらも ザ・フー の代表曲です。

先ほど書きました『キッズ・アー・オールライト』にも収録されているこのライブ映像。

ロックンロールの世界に素晴らしいライブ映像は数あれど、これ以上にワクワクさせて笑わせて熱くさせて泣かせてっていう最高なものって、あまり他にないんじゃないですか?

というくらいすごい。すごい重要なんです、この曲のこのライブ映像。

ピートのはちゃめちゃなアクション。

ボリス(ジョン)の全く動かなさ、と比例してよく動く指先。

1人だけ妙に健康的にマッチョなロジャーのド派手アクション。

そしてそして!

キース・ムーンのおでこ、観て!

派手に動くからってヘッドフォンをおでこにビニールテープで巻いてんですよ!

で、そのキースの状態がね、もう彼の最期の方の姿なのがわかるんですよね、観てて。ルックスに現れてる。

そんなのとかピートのイッちゃってる感じとか、我関せず乗ってるロジャーとか、我関せずベース弾きまくるジョンとか観てるとね。

ピートの振り回される右手と、ロジャーのまっすぐ突き上げられる腕とか観てるとね。

泣けて泣けて仕方ないんですよね。

それぞれが「個」であること、自分自身であること。

なのに、そんな4人が揃って音を出すとバッチリ1つになって、絶対的にロックンロールになるとこ。

 

このライブ映像は昔から観ると泣いてたんですが、最近年齢を重ねるにつれ、ザ・フーというバンド自体がなんかもう無性に泣けて仕方ないと思う様になりました。

理由はきっとこのライブ映像の中にあるのだと思います。

ロックンロールの大切なものが、このライブ映像の中に過不足なく入ってます。

 

モスコ

というわけで、この対決は文句なく ザ・フー に決定!

 

 

ちなみに、私は先ほど書いたようにVHSのビデオで繰り返し繰り返しこの曲のこのライブ映像を観ていたのですが、今こんなに鮮やかな画質のものがYouTubeで観れる(しかも公式)っていう。ほんとこの鮮やかな映像には感動しました。

私が観ていた映像集はこれです↓

created by Rinker
ユニバーサル
¥1,320 (2020/03/29 04:08:31時点 Amazon調べ-詳細)

勝負の行方は…

というわけで、結果発表〜。

キンクス:2票

ザ・フー:1票

 

モスコ

というわけで、このロックンロール三番勝負は キンクス の勝利〜〜〜!!

 

でもねぇ!ほんとに僅差というか、差なんてね、あってないようなもの!(だったらするな笑)

ライブを観ることが出来たキンクスがわずかに得点差をつけたので、ザ・フーも観れてたらきっと同点だったに違いありません。

キンクスが好きであれば、きっとザ・フーも好き。逆も然り。

端的に言えば、より田園的で牧歌的な曲が多いのがキンクスで、より男くさくて熱い曲が多いのがザ・フーでしょうか。

どちらも飛び抜けてポップな曲もあれば、激しくドライブするロックな曲もある。

それぞれの良さがあり、どちらも素っ晴らしいロックンロールバンドということに変わりはございません!

どっちやねーん!

この6曲はすべてオススメです。というか聴かずに死ねるか?死ねないでしょう!という曲ばかりなので、もしこの2バンドに興味があるという人は、ここら辺から入っていって、シングル集やアンソロジー→オリジナル・アルバムへと沼にはまっていってください!

 

created by Rinker
Bmg Rights Managemen
¥5,652 (2020/03/28 21:23:31時点 Amazon調べ-詳細)

created by Rinker
ユニバーサル
¥2,960 (2020/03/28 21:43:32時点 Amazon調べ-詳細)